宿利原卓|ファイナンシャルプランナーが語る 日銀緩和がもたらす影響と対処法
図 ダイヤモンド社「野口悠紀雄「日銀が引き金を引く日本崩壊」」
株価、為替、金価格の動きが最近激しい。新聞各社の経済欄も賑わいを増し、経済誌では様々な特集が組まれ、書店にはアベノミクスについて語る書籍も揃ってきました。経済学者やアナリスト達の論調も一方向ではなく、正反対である事も珍しくありません。
「勝ち馬に乗る」「歴史から学ぶ」
周りの流れに身を任せ利益を勝ち取る事は悪い事ではありません。また私達はバブル発生から崩壊まで経験した事で当時に比べると慎重さを持っています。
今の時期に心がけたいのは、自身の保有する金融資産の性質を見極め、どのように資産の再構築をするか?です。この株高によって含み損は減少し、銘柄入れ替えのチャンスとも言えるでしょう。
また低金利でローンを組める事から不動産購入を検討されている方もいらっしゃると思います。政治や経済の流れを推理するよりも外的要因が変化した場合でも持続可能なポートフォリオ(資産配分)を組んでいるかどうかが重要と考えています。